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※内容はすべて、筆者自身の実体験と不動産店長としての経験に基づいています。
【この記事で分かること】
- 「友達にお願いすれば安く済む」が、なぜ高くつきやすいのか
- 「一番安い地元業者」が、泣き寝入りになりやすい理由
- DIY引越しが、“処分費”で損しやすいカラクリ
- 一括見積もりの「電話ラッシュ」をストレス少なく乗り切る方法
- 「比較」と「買取」を組み合わせた、引越しの現実的な正解パターン
「引越し、どうやって業者選ぶ?」「友達に頼めばタダ?」
「引越し業者って、結局どこがいいの?」
「正直、高いし、友達に手伝ってもらえばタダじゃない?」
「比較サイトって、登録した瞬間に電話が鳴り止まないんでしょ?怖い…」
こう思っている方、多いと思います。
こんにちは。現役不動産店長のだいきです。
私は仕事では毎日のように「入居」「退去」の現場を見ていますが、私自身の引越しは失敗もしてきました。
友達引越しで結局高くつき、
格安業者で家電に傷が入り、
DIYでは最後に処分費で泣いた。
だからこそ今は、ハッキリ言えます。
引越しで損しない正解は、ほぼこれです。
- まともな業者同士を「比較」して、相場と適正価格を掴む
- 不用品があるなら「処分」ではなく「買取」の選択肢を持つ
この2つを押さえるだけで、「大損」から一気に遠ざかります。
先に答え:引越し比較の手順(これだけやれば失敗しにくい)
「比較って言われても、何をどうやれば…」という方向けに、私が現場目線でおすすめする手順を先に置きます。
- 条件をメモする(荷物量/距離/階段orエレベーター/希望日/希望時間帯)
- 一括見積もりで相場を取る(まず3〜5社を目安)
- 同じ質問で条件を揃えて比較する(追加料金が出やすい点を確認)
- 訪問見積もりは「今日は即決しません」を最初に宣言する
- 大型家具・家電があるなら、買取セットも並行で検討する
🔥 店長直伝:引越しで“損しない”3つの鉄則 🔥
- 安さだけで決めない
料金だけじゃなく、当日の段取りや養生の丁寧さまでセットで比べる。 - その場で即決しない
「今日は相場確認です」と最初に伝えて、見積もりを持ち帰ってから決める。 - 捨てる前に“買取”を思い出す
大きな家具・家電は「処分費を払う前に、買取の選択肢がないか」を必ずチェックする。
この3つだけ意識しておくだけで、「なんとなく安いところ」に流されて後悔するリスクが一気に減ります。
この流れで動くと、価格だけでなく「当日のトラブル」や「後からの追加請求」のリスクも下がります。
失敗談①:友達に頼んだら“プロ並み”に金がかかった話
まず、一番やりがちなやつからいきます。
「引越し代もったいないし、友達に手伝ってもらえばタダでしょ!」
私も完全にこのノリでやりました。
結果どうなったかというと、
- 当日の昼飯代(人数分)
- 差し入れの飲み物代
- 終わったあとの打ち上げ代
- 後日「この前ありがとう!」のご飯代
冷静に見ると、「これ、業者に頼んだのと変わらないか、下手したら高い」となりました。
しかも、疲労もすごい。時間も押す。雑になりがち。
そして一番の問題点はこれでした。
「申し訳なさすぎて、トラブルがあっても強く言えない」
読者への本音メッセージ
「友達に頼む」という選択肢は、もう捨てていいです。
タダどころか、金も時間も、友人関係の“貸し借り”も消耗します。
失敗談②:安い地元業者に頼んで“ドラム式洗濯機”に傷を入れられた話
次にやったのが、これまた王道の失敗です。
「どうせ運ぶだけだし、一番安いところでよくない?」
そう思って地元の小さな業者さんにお願いしました。料金だけ見れば安かったです。
当日に起きたことはこうでした。
- 買ったばかりのドラム式洗濯機の側面に、ガッツリ傷
- 養生の状態が良くなさそうで、作業もヒヤヒヤする場面が多い
- しかも「微妙に知り合い経由」だったので強く言いづらい
結局、「まあ…もういいか」で終わらせてしまいました。
【店長としての補足:安さの裏側に“差”が出るところ】
極端に安い業者がすべて悪い、という話ではありません。
ただ、現場を見ていると、料金差の背景には「体制」「資材」「当日の丁寧さ」などの差が出やすいのも事実です。
読者への本音メッセージ
「一番安いところ」は、“値段の差”と一緒に“質の差”も飲み込む覚悟が必要です。
トラブルが起きたとき、泣き寝入りになりやすいのもこのパターンです。
ちなみに、引越しとセットでよく相談されるのが「ネット回線どうする?」「玄関のスマートロックどうする?」といった“新生活のインフラ”まわりです。
ネット回線の選び方は、こちらで“3つの現実解”に絞ってまとめています。
▶︎ 賃貸でネット回線どうする?現役店長パパが教える“3つの現実解”
玄関まわりの快適さを上げたい人は、スマートロックの失敗談&おすすめ構成もどうぞ。
▶︎ SwitchBot「顔認証」で締め出された話と、結局「指紋認証」に戻した理由
店長としての本音:退去立会いで見る「引越しが終わってない部屋」
退去の立会いに行くと、「まだ引越し終わってないよね?」というお部屋に出会うことがあります。
- 大きな家具だけ置きっぱなし
- ソファやベッドが残っている
- ベランダに謎の家電が置き去り
そして、だいたいこう言われます。
「これ、どうやって処分すればいいんですか…?」
処分の見積もりを聞いてフリーズする方、本当に多いです。
正直、私はいつもこう思っていました。
「これ、動き方さえ間違えなければ“お金払って捨てる”じゃなくて“お金もらって手放す”側だったのに…」
読者への本音メッセージ
DIY引越しは「節約」のつもりでも、時間・体力・処分費のトータルで損になっているケースが本当に多いです。
ベランダに家電やゴミ袋を置きっぱなしにするのは、退去時だけでなく「入居中のトラブル」の原因にもなります。
▶︎ 「ベランダは“庭”じゃない」—ゴミ袋を置いちゃダメな本当の理由
結論:私が“全部失敗”したからこそ言える。「引越しは“比較”と“買取”で選べ」
結論です。
「まともな業者同士を戦わせて、適正価格でやってもらう」。これだけです。
そして処分が絡む人はもう一段。
「捨てる前に、買取の選択肢を持つ」。これもセットです。
解決策A(短縮版):電話が怖い人の“最短ルート”
「比較はしたいけど、電話攻撃はマジで勘弁…」
そんな人のために、私が実践した「業者の主導権を握る」最短ルートを置いておきます。
①まず「備考欄」で先制攻撃(コピペOK)
申し込み時の備考欄にこれを貼っておくだけで、まともな業者は配慮してくれます。
連絡はメール(またはSMS)希望です。電話は出られないことが多いです。
比較して決めるため即決はしません。見積もりはテキストでください。
②電話が来たら30秒で終わらせる(台本)
もし電話がかかってきても、焦る必要はありません。この台本通りに「棒読み」してください。
あなた:
いま手が離せないので要点だけ。相場確認で即決はしません。見積もりはメールでください。
①概算いくら?
②追加料金が出やすい条件は?
③訪問見積もりが必要なら所要時間は?
ありがとうございます。比較して決めるので、決めたらこちらから連絡します。
③訪問見積もりになりそうなら最初に「釘」を刺す
営業マンが家に来る場合も、玄関先でこれを宣言するだけで強引な営業は止まります。
あなた:
当日契約はしません。見積書を揃えて比較してから決めます。
④投げるのは「3社」で十分
何社も相手にする必要はありません。この3つのバランスで十分です。
- 大手1社(安心感の基準)
- 地元1社(価格の基準)
- 比較用1社(当て馬)
これで相場も交渉材料も揃います。
じゃあ、その「まともな3社」をどこで見つけるか? 私がやった効率的な方法がこれです。
【おすすめの使い方】
「引越し侍」のような一括見積もりで、まず相場を掴んで、まともな候補だけ残す。これが一番事故りにくいです。
大手は安心感や説明の分かりやすさ、地域密着は価格や日程の融通が利きやすい傾向があります。
この2タイプを同じ条件で並べて比較すると、「安さ」と「安心感」のバランスが取れた落としどころが見つかりやすくなります。
解決策B:「処分」で損したくない人向け(大きい家具・家電が多い人)
「この家具、普通にまだ使えるのに、“処分費”払って捨てるの、もったいなさすぎない?」
このモヤモヤへの答えが、「引越し+不用品買取」をセットでやってくれるサービスです。
たとえば「トレファク引越」のようなサービスだと、こうなります。
- 見積もりと一緒に「買取できる/できない」を仕分けできる
- 場合によっては処分費どころか“プラス(買取金額)”になることもある
- 「粗大ゴミどうしよう…」を丸ごと減らせる
大きな家具・家電の処分で損したくない方は、『引越しと買取を同時に終わらせる』タイプのサービスを一度チェックしてみてください。
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部屋探しの段階で損を避けたい人は、まず“ヤバい不動産屋の見分け方”も先にどうぞ
引越し先で「ネット回線どうしよう…」と悩んでいる方へ。
現役不動産店長が 最安・最速の選び方 を解説しています👇
新居選びそのものを失敗したくない方は、「保育園と家の距離」をどう考えるかもセットで押さえておくと安心です。
▶︎ 「公園行くー!」地獄を回避する“保育園と家”の最強導線と距離感
まとめ:私の“失敗”を踏み台にして、もっとラクに引っ越してほしい
- 友達引越しは、コストと精神的負担が大きくなりやすい
- 安さだけで選ぶと、質の差にモヤモヤが残りやすい
- 一括見積もりは、備考欄と「即決しない宣言」でストレスを減らせる
- DIYは最後の“処分費”で損しやすい
- 損しないコツは「比較」と「買取」をセットで考えること
私(店長)なら、こう動きます。
- まず一括見積もりで相場を知り、合わない業者を弾く
- 連絡方法は「まずメール希望」で主導権を取る
- 不用品があるなら買取セットも候補に入れる
引越しは、「一番安く見えるところ」ではなく、トータルで損をしないところを選ぶ。
これだけ覚えておいてもらえたら、この記事を書いた甲斐があります。
あなたの新生活が、気持ちよくスタートできますように。


