ポータルサイトで「敷金なし」にチェックを入れると損?現役店長が教える、本当にいい部屋が見つかる検索術

不動産

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※内容は筆者の実務経験に基づく一般情報です。物件や契約条件により異なる場合があります。

こんにちは。不動産業界14年目、現役で店長をしているだいきです。

物件を探すとき、ポータルサイトの検索条件で「敷金なし」にチェックを入れていませんか?

「初期費用を少しでも安くしたい」
その気持ち、痛いほど分かります。引越しって、ほんとお金かかりますからね。

でも現場の店長として、ハッキリ言わせてください。
そのチェック、今すぐ外した方がいいです。

理由はシンプルで、「敷金なし」にチェックを入れた瞬間、良い物件の選択肢がごっそり消えるからです。
しかも、敷金ゼロって「タダ」じゃないケースが多いんです。

今日は、敷金ゼロのカラクリと、本当にいい部屋が見つかる検索術を分かりやすく解説します。

【この記事で分かること】

  • 「敷金ゼロ=お得」と思うと損する理由
  • 目先の条件で“良い物件”を消してしまう仕組み
  • 敷金があると逆に安心できるケース
  • 店長が実際にやってる、失敗しない検索手順

「敷金ゼロ」=「タダ」ではない。名前が変わっただけのことが多い

まず一番の勘違いがこれです。

「敷金ゼロなら、入居時の負担が減る!」
…と思いがちなんですが、現実はこういうパターンが非常によくあります。

  • 敷金:0円
  • 礼金:0円
  • 定額クリーニング費(契約時払い):44,000円〜66,000円
  • エアコン清掃費:11,000円〜
  • 消毒・抗菌費:16,500円〜(※任意のことも多い)

つまりどういうことかというと、
「敷金」という名目が消えて、別の名目で取ってるだけのケースがある、ということです。

ざっくりイメージで言うとこうです。

  • 敷金1ヶ月の物件:最初に預ける → 退去時に精算して返ってくる可能性あり
  • 敷金ゼロの物件:最初に“費用”として払う → 基本返ってこない(掛け捨て)

「敷金ゼロだ!ラッキー!」で飛びつく前に、
“鍵をもらうまでにいくら払うか”の合計で見た方が、だいたい失敗しません。

最大の損は「選択肢が激減すること」

私が「敷金なしチェック外せ」と言う最大の理由はこれです。

チェックを入れた瞬間、市場にある“良い物件”を自分で消してしまうからです。

例えば、こんな物件があるとします。

  • 家賃相場より少し安い
  • リフォーム済みで内装がキレイ
  • 駅近で便利
  • ただし条件は 「敷金1ヶ月」

これ、間違いなく「当たり物件」です。

でもあなたが「敷金なし」にチェックを入れて検索していたら、
この物件は画面に表示すらされません。

これが一番もったいない。
入口のフィルターで、宝を捨ててる状態です。

しかも最近は、敷金があっても

  • フリーレント(家賃無料期間)が付く
  • 交渉で条件が動くケースがある
  • 初期費用の総額で見ると、ゼロゼロと大差ない

みたいなことも珍しくありません。
だからこそ、敷金だけで門前払いするのは、ガチで損しやすいです。

敷金は「あなたの身を守るバリア」になることがある

ここも大事な話です。

敷金って、単に「取られるお金」じゃなくて、
退去時に揉めにくくする“緩衝材”にもなります。

イメージはこんな感じです。

  • 敷金(預け金)
    退去時に精算され、余れば返る可能性があります。
    もし壁に穴を開けてしまっても、敷金から補填できるので追加請求が来にくいです。
  • 定額クリーニング費(支払い)
    基本返りません(掃除代のみ)。
    もし壁に穴を開けていたら、「掃除代」では賄えないので、別途実費請求が来ます。

もちろん、敷金があれば何でも安心!って話ではないです。
ただ、敷金ゼロの“掛け捨て”タイプだと、退去時に

「え、掃除代払ったのに、傷の分も請求されるの?」

というトラブルが起きやすくなるケースはあります。
だから、目先の初期費用だけを見て「敷金ゼロ一択」にすると、長い目で見て損しやすいんです。

店長がやってる「本当にいい部屋が見つかる検索術」

ここからが本題です。
私は物件を探すとき、こうやってます。

まず「敷金なし」を外して、物件を“広く”拾う

最初は広めに拾います。
絞るのは、こっちです。

  • 家賃上限(ここは絶対)
  • エリア(沿線・駅)
  • 駅徒歩(妥協できるライン)
  • 築年数(こだわりがあるなら)

敷金は、ここでは絞りません。

気になった物件は「初期費用の内訳」を見る

次に見るのは、ここです。
特に「隠れコスト」がないかチェックします。

  • 敷金・礼金
  • クリーニング費(契約時払いか、退去時払いか?)
  • 任意オプション(消毒・サポート等がしれっと入ってないか?)

「敷金ゼロ」って書いてあるのに、別名目で結構乗ってる。
これ、よくあるケースです。

分からなければ、問い合わせで“先に”確認する

一番ダメなのは、契約直前で「聞いてない」を食らうことです。
問い合わせで、これを聞けばOKです。

「初期費用の合計って、だいたいおいくらですか?」
「クリーニング費は契約時前払いですか?退去時ですか?」
「任意オプション(消毒・サポート等)は外せますか?」

これだけで、だいぶ事故が減ります。

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ちなみに、「初期費用を安くしたい」と思ってこの記事を読んでいるあなたは、 引越し業者選びでも損をする可能性が高いです。 私が過去に友達に頼んで逆に高くついた失敗談や、業者選びの正解をまとめた記事も、引越し前に必ず読んでおいてください。
「マジでやめとけ」引越しで“大損”した私の失敗談3選と、現役店長が教える“比較”の唯一の正解

まとめ:見るべきは「敷金」より“トータル”

最後にまとめます。

本当にコスパの良い部屋を見つけたいなら、
ポータルサイトの「敷金なし」は外して検索した方がいいです。

そして比較するのはここ。

  • ✔「敷金ゼロ」の甘い言葉より、初期費用の合計
  • ✔クリーニング費の扱い(前払いか退去時か)
  • ✔任意オプションの有無
  • ✔そして、条件が良い物件を自分で消してないか

「敷金ゼロ」という言葉の響きに踊らされず、
“鍵をもらうまでにいくら払うか”で判断する。
これが、店長が実際にやってる「失敗しない部屋探し」の鉄則です。

この記事を書いた人
現役不動産店長
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現役の不動産店長(業界十数年・宅地建物取引士/2児のパパ)。
普通の不動産屋が口が裂けても言わない「業界の裏側」を、本音で発信しています。

「なぜ、あんな返答が返ってきたのか?」
「営業マンは、裏で何を考えているのか?」

お客さんからは見えない不動産屋の本音と事情を、
現場で毎日判断している店長の視点で、包み隠さず解説。
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