今日は、不動産の話は一切しません。
どうしても、世の中の男性――特に「独身で、まだ子どもがいない男性」に伝えたいことがあります。
テーマは、電車で見かけるマタニティマークについてです。
この記事で分かること
- 「お腹が出てない=元気」という思い込みが危ない理由
- “譲ってるつもり”でも初期のSOSは見落としやすいこと
- 電車でマタニティマークを見かけたときの、いちばんシンプルな行動
悪気はなかった。だからこそ、気づけなかった
正直に言うと、私はどちらかというと席は譲るほうです。
優先席にも、基本は座らないタイプでした。
それでも、子どもができる前の私は分かっていませんでした。
マタニティマークを付けた女性を見かけても、お腹が目立たないと心のどこかでこう決めつけていたんです。
「まだ初期だし、元気なんだろう」
「お腹が大きい人のほうが大変だろう」
つまり、私は“譲ってるつもり”でも、初期のSOSには鈍感でした。
今思うと、それが一番こわい。悪気がない分、何の罪悪感もなくSOSをスルーしてしまうからです。
外見は「元気そう」。でも体の中は「限界ギリギリ」です
妊娠初期って、見た目は本当に分かりません。
普段着の女性と何も変わりません。お腹もまだ目立たない。
でも、その体の中では、男性には想像しにくいことが起きます(もちろん個人差はあります)。
- 料理の匂いだけで気持ち悪くなって動けなくなる
- 水分すらきつくて、体力が一気に削られる
- 立っているだけで、ずっと船酔いみたいな感覚が続く
- 「病気じゃない」のに、普通に生活ができない日が出てくる
隣でそれを見て、私はやっと気づきました。
「見た目が普通な時期ほど、本人は必死で耐えていることがある」と。
電車で見た光景が、忘れられません
妊娠中は、検診などでどうしても電車に乗らないといけない日があります。
マタニティマークを付けていても、見た目は普通に見える。
優先席付近に立っても、席は埋まっていました。
座っているのはスマホを見ている会社員や、学生の男の子たち。
誤解されたくないのですが、彼らが悪い人だとは思いません。
そして、ここが一番言いたいところで――私も同じ側だったんです。
譲る気持ちはあっても、
「お腹が出てないし大丈夫かな」
って一瞬迷う。その“迷い”が、行動を止める。
そのとき私は、横で冷や汗が止まりませんでした。
「ここで電車がグラッと揺れたら、倒れるかもしれない」
「もし転んだら、本人だけじゃなく赤ちゃんはどうなるんだろう」
そこで初めて、景色が変わりました。
マタニティマークって、“席を譲れ”という主張じゃなくて、命を守るためのSOSなんだと。
明日からできることは、たった一つです
電車でマタニティマークを見かけたら。
お腹が出ていなくても、どうか一瞬だけ気にかけてください。
その人は涼しい顔でスマホを見ているように見えても、内心は
「次の駅まで持つかな」
って必死に耐えているかもしれません。
できることは、これだけです。
「よかったら、どうぞ」
「座りますか?」
この一言があるだけで、救われる人がいます。
席を譲るのは、その人だけじゃなく、これから生まれてくる小さな命を守ることにもつながります。
もちろん、こちらにも事情がある日もあります。体調が悪い日だってある。
だから“譲れない人を責める”話ではありません。
ただ、気づける人が一人増えるだけで、世界はちょっと優しくなる。私は本気でそう思っています。
最後に
偉そうなことを書きましたが、私も昔は「譲ってるつもり」でも初期のSOSに鈍感だった側の人間です。
だからこそ伝えたい。
「知らなかった」では、取り返しがつかないことがある、と。
普段はこのブログで家や育児の話をしていますが、良い家を探すことと同じくらい、こういう「住みやすい世の中」の話も大事だと思って書きました。
もし明日、電車であのマークを見かけたら、そのときはほんの少しの優しさが広がることを願っています。


