引越しの契約時に、不動産屋から渡される「電気・ガスの開始申込書」。
何も考えずに、言われるがまま名前を書いて提出していませんか?
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※内容は筆者の実務経験に基づく一般情報です。物件の設備状況や契約内容により例外があります。
こんにちは。不動産業界14年目、現役不動産店長(宅建士)のだいきです。
それ、もしかしたら毎月ジワジワ損しているかもしれません。
今は「電力・ガスの自由化」で、賃貸でも入居者が好きな会社を選べる時代です。
不動産屋(や取次業者)が案内してくる会社よりも、自分で選んだほうがポイントが付いたり、条件次第で安くなるケースもあります。
……が。ここに落とし穴があります。
- ネットで適当に申し込む → 供給不可でエラー
- 勝手に変更 → 大家さんと揉めて修羅場
こんな「詰み」は、現場で普通に起きます。
今日は、入居手続きのついでに知っておきたいライフライン契約の鉄則と、“ここだけは守れ!”のNG3ケースを、店長目線でサクッとまとめます。
この記事で分かること
- そもそも賃貸で「電気・ガス」は勝手に変えていいの?
- 店長が警告!勝手に変えるとヤバい「絶対NG」の3パターン
- 引越し当日に水シャワー!?ガス開栓は「1週間前」予約が鉄則
そもそも賃貸で「電気・ガス」は変えていいの?
結論から言うと、基本はYESです。
電気も都市ガスも、入居者が好きな会社と契約してOK。
不動産屋が「この紙書いてください」と渡してくるのは、だいたい“提携している取次”の案内で、それを使わなきゃいけない義務はありません。
ただし、賃貸はここが厄介。
「自由だと思ってたら、うちはダメだった」が、意外と多いんです。
次の3つに当てはまる場合は、要注意です。
店長が警告!勝手に変えるとヤバい「絶対NG」の3ケース
①【電気】分譲マンションに多い「一括受電」
大型の分譲マンションや、一部の賃貸マンションでは、
マンション一棟まるごとで電気を大口契約している(高圧一括受電)場合があります。
この場合、入居者が個別に電力会社を選ぶことは100%不可能です。
「安い新電力に変えたいな〜」と思っても、建物のルールで“指定の会社”しか使えません。
【どう確認する?】
- 重要事項説明書や物件資料に「電力会社指定あり」「一括受電」の記載がないか
- 契約前に不動産屋へ「一括受電ですか?」と確認する
ここをすっ飛ばしてネットで申し込むと、後日「供給できません」メールが来て、二度手間になります。
(忙しい引越し中に、これが地味にストレス。)
②【電気】「電気温水器・オール電化」の物件
キッチンがIHで、お風呂も電気(深夜電力)で沸かす「オール電化」の物件。
ここ、安易な変更は危険です。逆に高くなることがあります。
理由はシンプルで、昔からある地域電力(東電・関電など)のオール電化プランって、
「深夜電力が超激安」に寄せて作られていることが多いんです。
ところが新電力のプランは、深夜がそこまで安くないケースがあり、
変えた瞬間に「え、月5,000円上がってない?」みたいな事故が起きます。
【対策】
- 比較するときは必ず「オール電化対応」のプランを探す
- 自信がないなら、変えない(地域電力のまま)が最強の節約になることもある
ここは「変えたほうが得」じゃなくて、
“ちゃんと選べる人だけ得”のゾーンです。
③【ガス】「戸建て賃貸」でのプロパンガス変更
ここが一番のトラブル地帯です。
特に注意が必要なのが、戸建て賃貸 × プロパン(LPガス)の組み合わせ。
(※アパートやマンションは建物全体で契約しているので、そもそも勝手に変えにくいですが、戸建てはボンベが個別なので“変えられてしまう”ケースがあります)
結論。入居者によるガス会社の変更は、絶対NGです。
プロパンは、オーナーとガス会社の間で
10年〜15年の長期契約(給湯器など設備の貸与契約)を結んでいることが多いです。
ここで訪問販売の営業が来て、こう言います。
「今より安くできますよ」
……はい、ここが地雷です。
入居者が勝手に切り替えると、こんな流れになります。
- 元のガス会社 → オーナーへ「契約違反。違約金◯十万円です」
- オーナー激怒 → 入居者とトラブル
- 最悪、退去・損害賠償の話に発展
プロパンの契約は、入居者じゃなくオーナー側の権利です。
「バレないかも」「自分の家みたいなもんだし」は、通用しません。やめましょう。
【「でもプロパン高いんでしょ…」と落ちた人へ】
実はプロパン物件って、家賃相場が安いことが多く、トータルで見たら損してないケースもあります。
落ち込む前に、こっち読んでください。
▼ プロパン物件の人は必読!
👉 「都市ガス以外は論外」は損してる?現役店長が教える“プロパンガス”でもトータルで得する「魔法の計算式」【超重要】引越し当日に詰まないための「手続きの鉄則」
最後に、手続きのタイミングの話です。
電気や水道は、連絡さえしておけば(今はスマートメーター等で)当日から使えることが多い。
でも、ガスだけは“立会い”が必須です。
ガス会社の人が来て、ガス漏れチェックをして、その場で開栓して、やっと使えます。
3月の「当日連絡」は100%無理です
これ、現場で毎年見る地獄絵図です。
引越し当日に
「あ、ガス連絡してない!今から来て!」
って電話する人がいます。
断言します。繁忙期(3月〜4月)は来てくれません。
「最短で3日後です」と言われたら、真冬の水シャワー生活、確定です。
【鉄則】
- 最低でも引越しの「1週間前」には連絡
- 土日の開栓は特に埋まりやすいので、早めに確保
- 鍵をもらう日(入居日)が決まったら、その瞬間に予約
これだけは、ほんと忘れないでください。
【店長の本音】審査中でも「ガス」だけは予約しろ
「入居まで1週間しかないけど、まだ審査結果が出てない」
「落ちたらどうしよう…」
この状況、迷う気持ちは分かります。
でも、ガスの開栓予約だけは先に押さえたほうがいいことが多いです。
繁忙期は、審査が通ってから動くと、もう枠が埋まっていて間に合わない。
結果、入居日から数日、水シャワーです。
【立ち回り】
- 入居予定日(希望日)で、とりあえずガス会社に開栓予約
- 万が一キャンセルになったら、速攻でキャンセル連絡
もちろん、規定によってはキャンセル料が発生する可能性はゼロじゃありません。
でも、水シャワー地獄に比べたら、必要な保険料だと割り切る人が多いです。
(ここは自己責任で。けど、現場的には“押さえにいく人”が勝ちます。)
まとめ:まずは「自分の家の条件」を確認しよう
たかが電気・ガス。されど電気・ガス。
知っているだけで「節約」にも「トラブル回避」にもなります。
じゃあどうする?
もしあなたの家が「一括受電」でも「オール電化」でも「戸建てLP」でもなければ、
それは自由に選んで固定費を下げられるチャンスです。
不動産屋や取次に言われるがまま契約する前に、
「契約条件(解約金・期間)」を確認しつつ、比較してから決める。
これが一番損しにくいです。
数百社以上ある中から自力で探すのは現実的ではないので、現役店長として「ここを使っておけば間違いない(リスクが低い)」という2つの選択肢だけ置いておきます。
郵便番号と世帯人数等を入れるだけで、あなたの家にとって最安の電力会社をランキングで出してくれます。
電話番号や氏名の入力は不要なので、営業電話がかかってくる心配もありません。
※必要なのは郵便番号だけ。名前や電話番号は不要です
ここは契約期間の縛り(解約金)がないので、「とりあえず試してみて、合わなければ戻す」という使い方ができてリスクがありません。
※Webから24時間申し込みOK


