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「親が連帯保証人になるって言ってるのに、さらに“保証会社に入ってください”って言われた…」
「しかもそのお金、借りる側の私が払うの?それって大家さんのための費用じゃないの?」
「正直、二重取りされてる感じがしてモヤモヤする…」
そんなふうに感じたことがある方に向けて書きます。
こんにちは。不動産業界14年目、現役で店長をしているだいきです。
今の賃貸では「保証会社はほぼ必須」という流れになっていますが、現場でお客様とお話ししていても、ここは本当に納得されにくいポイントです。
最初に結論だけ言っておくと、
• 今は「保証会社に加入してもらう」のが賃貸のスタンダードになっている
• 借主さんが保証料を負担するのも、今のところはそういう流れになっている
• ただし「保証会社も」「保証人も」のように見えるケースは、ちゃんと理由がある
という話です。
※「保証会社と保証人、どっちも必要っておかしくないですか?」というところを先に読みたい方は、こちらの記事に詳しく書いたのでそちらからどうぞ。
『保証会社』と『保証人』どっちも必要!?現役店長が“二重取り”の誤解と理由を本音で解説
【この記事で分かること】
• 「保証会社って何者?」が、“家賃の保険”として理解できる
• 「なんで借りる側が払うの?」という疑問が、今の仕組みからスッと腑に落ちる
• 「保証人いるのに保証会社も必要」が、“二重取りではなくリスクの補強”だと分かる
• 収納代行型/事故報告型など、保証会社の種類の違いもざっくり把握できる
そもそも「保証会社」って何をしているのか
まずはここを揃えておきます。
もともと賃貸は「連帯保証人(たいていは親族)」がつくのが当たり前でした。
「もしこの人が家賃を払えなかったら、代わりに払います」という“人と人との約束”で成り立っていたんですね。
ただ、このやり方には問題がありました。
• 無料で、しかも無期限に責任を負わせてしまう
• 親族に必ず頼めるとは限らない
• 実際に滞納が起きると、回収や連絡がすごく大変
そこで登場したのが「保証会社」です。役割はとてもシンプルで、
借主さんが家賃を払えなかったときに、代わりに大家さん(または管理会社)へ家賃を立て替える会社
です。
いわば「家賃の保険を引き受けてくれるプロ」のようなものだと思ってもらえると分かりやすいです。
「でもなんで私が払うの?」に答えます
ここが一番モヤモヤしやすいところだと思います。
気持ちとしてはこうですよね。
「大家さんが安心したいから入れるんでしょ?だったら大家さんが払ってよ」
これは本当にその通りで、現場でもよく聞く声です。
ただ、今の賃貸の考え方はこうなっています。
「親や親族に“タダで”お願いしていた保証を、今は“お金を払ってプロにお願いする”形に変えた。そのコストは借りる人にお願いしています」
昔は「親に頭を下げていた部分」を、今は「お金で解決する」ようになっただけなんです。
火災保険に少し近くて、
• 普段は使わないかもしれない
• でも万が一のときに“自分や親族が困らない”
• その安心を、部屋を借りる人が負担する
という形です。
なので、「貸す側だけが得をしている」だけではなくて、「借りる側も親族を巻き込まなくて済むようになっている」とも言えます。ここを説明されると、納得してくださる方が多いです。
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「保証人いるので要りません」が通らない理由
ここが一番つまずくところです。
お客様としては、
「父が保証人になると言ってるので、それでお願いします」
という感覚なんですが、管理会社としては
「こちらの物件は“保証会社加入が条件”になっています」
とお伝えするしかない、という場面が増えています。
なぜか。理由はシンプルで、
大家さん・管理会社の側が、保証人よりも保証会社の方を“安全で確実”だと考えているから
です。
保証人の場合は、
• 本当に払ってくれるかは連絡してみないと分からない
• 連絡がつかない場合もある
• 回収までに時間がかかる
という不安があります。
一方、保証会社の場合は、
• 滞納が起きた時点でお金が動く
• 回収や督促は保証会社がやってくれる
• 毎月の入金が安定する
というメリットがあります。
ビジネスとして考えれば、こちらを優先したくなるのは当然なんですよね。
なので、このケースは
「あなたが悪いから」ではなく
「この物件は“保証会社必須”という条件で募集しているから」
というだけなんです。
「家賃は10万円です」と同じ種類の“条件”だと思ってください。
この場合にとれる選択肢は2つです。
1. その物件を借りたいので、条件に合わせて保証会社に入る
2. 「保証人だけでOKな物件」を探し直す
ここで交渉しても、条件そのものが変わることはあまりありません。
実は「保証会社にも種類がある」って知ってましたか?
ここは少し専門的ですが、仕組みが分かると安心してもらえるので書いておきます。
保証会社には、大きく分けてこの2つがあります。
① 収納代行型(今はこっちが多いです)
• 家賃の引き落としを最初から保証会社が担当します
• 入居者さんが遅れても、大家さん・管理会社には予定どおりお金が入ります
• 滞納している人への対応は保証会社が行います
→ 大家さんからするととても安心
② 事故報告型(昔からあるタイプ)
• 家賃の集金・管理は管理会社が行います
• 滞納が起きたときだけ、管理会社が保証会社へ「事故報告」をしてお金を出してもらいます
→ 会社によって運用が違うので、細かいところは確認が必要
どちらのタイプかをきちんと説明してくれる不動産会社は、入居後のトラブルについても丁寧に対応してくれることが多いです。
「これって二重取りじゃないの?」と思った人へ
今回のテーマの元になっているのがここだと思います。
• 「保証会社に入ってください」
• 「それとは別に、連帯保証人もつけてください」
と言われると、たしかに「2回払わされてる感」が出ますよね。
でもこのパターンは、前に書いたこの記事で詳しく説明したとおり、
『保証会社』と『保証人』どっちも必要!?現役店長が“二重取り”の誤解と理由を本音で解説
多くの場合はこうです。
「今回のお申込内容だと、保証会社としては“この人だけだとちょっと不安だから、もう一人つけてほしい”と判断した」
つまり「信用の補強」です。嫌がらせではありません。
この場合は、担当者に
「連帯保証人じゃなくて、緊急連絡先とか親族連絡先じゃダメですか?」
と相談してみるのがおすすめです。実際の現場でも、この落としどころになることはよくあります。
まとめ:保証会社は「今の賃貸のパスポート」です
ポイントだけもう一度並べます。
• 保証会社は「家賃を立て替える会社」で、今の賃貸ではほぼ必須
• 借主さんが払うのは、「親族にタダでお願いする」から「お金を払ってプロにお願いする」へと時代が変わったため
• 「保証人がいるから不要です」は、物件の“条件”として保証会社が決まっている場合は通らない
• 「保証会社+保証人」になるときは、信用の補強であることが多いので、緊急連絡先で代用できないか聞いてみる
そしてもう1つ大事なのが、こういうことをちゃんと最初に説明してくれる不動産屋さんを選ぶと、あとになってモヤモヤしにくいということです。
今回の記事と合わせて、次の2本も一緒に読んでおくと理解が一気に深まります。
賃貸の審査ってぶっちゃけ何見てんの?現役店長が教える『審査落ち』の裏の理由と対策
『保証会社』と『保証人』どっちも必要!?現役店長が“二重取り”の誤解と理由を本音で解説
この3本を押さえておけば、少なくとも「仕組みを知らずに損する人」にはならないはずです。



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