現役店長が教える!『良い不動産屋』と『ヤバい不動産屋』の見分け方5選

はじめに

「これから部屋探し。でも、どこの不動産屋に相談すればいいか不安…」

「“おとり物件”って聞くけど、どう見分ければいいの?」

「変な会社に当たって、時間やお金をムダにしたくない」

このように感じたことはありませんか?

実は、不動産会社や担当者によって「提案の質」や「契約後の満足度」は大きく変わります。良い不動産屋は、ただ物件を紹介するだけではなく、「入居後の快適な暮らし」まで見据えた提案をしてくれます。一方で、契約を急がせるような会社や、誠実さに欠ける対応をする会社には注意が必要です。

こんにちは。現役の不動産会社店長を務めているだいきと申します。

今回は業界の内側にいる人間だからこそ伝えられる「不動産屋の見極め方」を、忖度なしでわかりやすくお話ししていきます。

【要注意】ヤバい不動産屋の特徴3選

特徴①:レスポンスが遅すぎる/日本語が不自然

最初のやり取りでその会社の「仕事の質」が見えてきます。

たとえば…

• 定休日でもないのに、問い合わせ後3日以上返信がない

• こちらの質問と全く噛み合っていない“コピペ感満載”の回答が返ってくる

• 誤字や文法ミスが目立ち、読んでいて不安になる文面

こういった対応をされる場合、契約後のやりとりやトラブル対応も期待できない可能性が高いです。

最初の対応が「その会社の本気度」と捉えておくとよいでしょう。

特徴②:「おとり物件」で集客してくる

不動産業界でよく問題視されるのが「おとり物件」。

すでに契約済み・掲載時点で存在しない物件を、あたかも募集中であるかのように掲載し、来店したお客様に別の物件を紹介する手口です。

• 周辺相場よりも家賃が極端に安い

• 写真があまりにもCGっぽい、または1〜2枚しか載っていない

このような物件には要注意。

情報が正確でない会社は、全体的に誠実さに欠ける可能性があります。

特徴③:話を聞かずに契約を急がせてくる

「この物件、今朝出たばかりで今日中に決まるかもしれません」

「早く申し込まないと他の方に取られてしまいますよ!」

このように焦らせてくる担当者には、少し警戒が必要です。

もちろん人気物件にはスピードも必要ですが、こちらの希望や背景を十分に聞かずに「急かす」ことしか考えていないようであれば、信頼性に欠けます。

本当に信頼できる担当者は、ヒアリングを丁寧に行った上で、「焦らず、納得してから決めてほしい」と言ってくれるはずです。

【安心】良い不動産屋の特徴2選

特徴①:デメリットもきちんと説明してくれる

本当に良い担当者は「メリットだけを押し出す」ことはしません。

• 「この物件は駅近で便利ですが、夜は電車の音が聞こえるかもしれません」

• 「日当たりは良好ですが、目の前が学校で日中は賑やかです」

など、あらかじめリスクや懸念点も伝えてくれる担当者は、お客様に誠実に向き合っています。

後から「そんな話聞いていない…」とならないように、事前にすべてを開示する姿勢こそ、信頼の証です。

特徴②:「条件」だけでなく「背景」まで聞いてくれる

良い不動産屋は「家賃」や「間取り」だけではなく、以下のような“生活背景”にも耳を傾けてくれます。

• なぜお引越しを考えているのか?

• お仕事の働き方や勤務先の場所は?

• お子様やペットは?

• 週末の過ごし方や趣味は?

このようなヒアリングを通じて、お客様に合った「本当に暮らしやすい物件」を提案してくれます。

【番外編】不動産屋選びの裏ワザ3選

裏ワザ①:口コミは“参考程度”に見る

飲食店と違い、不動産屋にポジティブな口コミが集まることは稀です。

トラブルや不満があったお客様が書くことが多いため、どうしてもネガティブな評価が目立ちます。

口コミがすべてではありません。

内容を読み込み、「どういう文脈か?」を冷静に見極めましょう。

裏ワザ②:「免許番号の( )の数字」に注目

店舗のホームページや名刺などに書かれている「免許番号(都道府県知事または国土交通大臣(8)第XXXX号)」という表記。

このカッコ内の数字は、「免許の更新回数」を示しています。

• (1)…まだ1回も更新していない=新規参入

• (10)…9回更新している=少なくとも40年以上営業している老舗

もちろん数字が大きければ100%良いとは限りませんが、ひとつの目安にはなります。

口コミでは見えない「会社としての信頼性」を推し量る判断材料にもなるでしょう。

裏ワザ③:「良い担当者」に出会う最大のコツは…“自分も良いお客様になること”

これは意外と知られていない、でも大事なポイント。

不動産屋の担当者も人間です。

本気で探しているお客様には、自然と「本気で応えたい」と思うもの。

• 無理な値引きばかり迫る

• 横柄な態度で要望を伝える

• 全く条件を整理していないまま丸投げ

このような姿勢よりも、

• 引っ越しの理由や希望条件を丁寧に伝える

• 担当者の意見にも耳を傾ける

こうした姿勢の方が、確実に“良い担当者の本気”を引き出せます。

まとめ:信頼できる不動産屋は「担当者」で決まる

今回は「良い不動産屋」と「避けるべき不動産屋」の特徴、そして選び方のコツについて、現役店長の目線でお伝えしました。

最終的には会社の規模や名前よりも、「どんな担当者と出会えるか」がすべてです。

ぜひこの記事で紹介した5つのチェックポイントと3つの裏ワザを活かして、信頼できるパートナーを見つけ、納得のいくお部屋探しを叶えてください。

※本記事は筆者の実体験に基づいて執筆しており、アフィリエイトリンクは一切含まれておりません。

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